エンデュランスの風:速く、遠く、長く

持久力向上の秘訣とヒント

マフェトンでも期分けをする②

マフェトン理論に基づくトレーニングの期分けは、ランナーの目標や体力、トレーニング歴に応じて異なりますが、一般的なガイドラインとして以下のように構成されます:

 

1. **基礎期(有酸素トレーニング期):** 基礎期は通常、8〜12週間の期間が推奨されます。この期間は、心拍数を180から年齢を引いた数値を超えないようにしながら、有酸素ゾーンでのトレーニングを行い、持久力の基盤を築きます。

 

2. **スピード期:** スピード期は、4〜8週間程度の期間で行われます。この段階では、ポイント練習(インターバルやペース走など)を取り入れ、持久力とスピードのバランスを向上させます。スピード期はランナーの目標に応じて調整されることが多いです。

 

3. **レース期:** レース期は、レースに向けての調整とピーキングの時期で、通常1〜2週間の期間が推奨されます。この期間でトレーニング量を減らし、体調や精神状態を整え、レース本番での最高のパフォーマンスを目指します。

 

4. **オフシーズン:** レース後のオフシーズンは、4週間程度の期間が推奨されます。この期間でトレーニングの負荷を軽減し、体力の回復に専念します。軽い運動やストレッチを行い、次のトレーニングサイクルに備えます。

 

なお、これらの期間はランナーの目標やトレーニングプランによって調整されることがあります。長期的なトレーニングサイクルを維持するために、各期の期間やトレーニング内容を定期的に見直し、適切なバランスを保つことが重要です。