50代サブ3養生記|東洋医学で整えるマラソン練習

50代ランナーが、サブスリー達成に向けて、30km走・LT走・補給・Garmin・疲労管理・鍼灸・東洋医学的コンディショニングを実体験で検証

【マラソン後あるある】なぜ甘いものとジャンクが止まらないのか?そして疲れているのに眠れない理由

マラソンや30km走の後、

  • 異常に甘いものが食べたくなる
  • ポテチ、マック、月餅など「普段以上に」欲しくなる
  • いくらでも食べられる
  • なのに、クタクタなのに昼寝できない

こんな状態になることはないでしょうか。

自分もまさにこれで、「今日はさすがに食べ過ぎだろう」というレベルまでいってしまうことがあります。

ただこれ、意志が弱いとかではなく、かなり明確な生理学的理由があります。


結論:身体は枯渇、神経は興奮している

この状態は一言でいうと、

「エネルギーは空っぽなのに、神経は戦闘モードのまま」

です。

いわゆる 👉 tired but wired(疲れているのに覚醒している状態)

ランナーとしてはむしろ「ちゃんと追い込めている証拠」とも言えますが、放っておくと暴食・回復遅れにつながるので仕組みを理解しておく価値があります。


① グリコーゲン枯渇 → 甘いものを欲する

30km走やレースでは、

  • 筋肉内グリコーゲン
  • 肝グリコーゲン

が大きく減ります。

すると脳はシンプルにこう判断します。

👉 「糖が足りない。すぐ補給しろ」

ここでポイントは、「健康的なもの」ではなく

  • 砂糖
  • 脂質
  • 塩分

を同時に含む、即エネルギー化できる食べ物を欲することです。

だから、

  • ポテチ
  • マックシェイク
  • アップルパイ
  • 月餅

が異常に魅力的に見える。

これは完全に正常な生理反応です。


② 血糖の乱高下で「無限に食べられる」状態に

運動後に甘いものを一気に食べると、

  1. 血糖が急上昇
  2. インスリンが出る
  3. 血糖がまた下がる

という波が起きます。

すると脳は、

👉 「まだ足りない、もっと食べろ」

と判断し続ける。

この状態では、胃袋ではなく脳の報酬系が暴走しているので、

👉 普段なら無理な量でも入る

という現象が起きます。


③ 運動直後は一時的に食欲が抑えられる → 反動が来る

ロング走の直後、

「あれ?あんまり食べたくないな」

と感じることがあります。

これは、

  • アドレナリン
  • 消化管ホルモン

の影響で一時的に食欲が抑えられているためです。

しかし数時間後に、

👉 エネルギー不足が一気に顕在化

して、

👉 強烈な食欲として跳ね返る

という構造です。


④ コルチゾール&アドレナリン → 眠れない

一番不思議なのがこれです。

👉 「あんなに疲れているのに昼寝できない」

これは、

  • アドレナリン
  • ノルアドレナリン
  • コルチゾール

が上がっているからです。

身体は、

  • 心拍高い
  • 体温高い
  • 神経興奮

という状態。

つまり、

👉 身体は疲労困憊なのに、脳はまだ戦っている

これが「眠れない」の正体です。


⑤ 脱水・体温上昇・筋ダメージも追い打ち

さらに、

  • 体温が高い
  • 脱水気味
  • 筋肉が壊れている

と、身体は「回復モード」に入れません。

睡眠は本来、副交感神経優位+体温低下で入りやすくなりますが、真逆の状態になっています。


まとめ:何が起きているのか

整理するとこうです。

状態 反応
糖枯渇 甘いもの欲求
血糖不安定 食欲が止まらない
筋ダメージ カロリー欲求
ストレスホルモン上昇 眠れない
体温・脱水 回復モードに入れない

👉 身体は「補給しろ」と言い、神経は「まだ動け」と言っている状態


ランナー視点:実は補給設計の問題であることが多い

この現象が毎回起きるなら、

  • 運動中の糖質不足
  • ロング走の強度が高すぎる
  • 水分・電解質不足

の可能性が高いです。

特に30km走で補給なしは、

👉 「枯渇を作る練習」にはなるが、回復コストが高すぎる

こともあります。


対策:暴食と不眠を防ぐには

ポイントは「最初の30〜60分」です。

いきなりジャンクに行かず、

👉 糖質+タンパク質+水分+塩分

を先に入れる。

例:

  • おにぎり+味噌汁+卵
  • バナナ+プロテイン+スポドリ
  • うどん+鶏肉
  • 寿司+味噌汁

その後に甘いものはOK。

👉 順番が重要です。


昼寝できない時はどうするか

無理に寝ようとしない方がいいです。

代わりに:

  • シャワーで体温を落とす
  • 水分補給
  • 脚を上げる
  • 照明を落とす
  • スマホを見ない

👉 副交感神経に切り替えることを優先


おわりに

マラソン後の

  • 異常な食欲
  • ジャンク欲求
  • 眠れなさ

はすべて、

👉 ちゃんと追い込んだ結果として起きる「正常な反応」

です。

ただし頻発するなら、

👉 「練習の質」ではなく「補給の設計」を見直すフェーズ

かもしれません。

サブ3を狙うなら、 「走る力」だけでなく、回復と補給も戦略です。